幼児自慰。
パッと見、ちょっと衝撃的な言葉ですよね。
自慰とは、当然ですがマスターベーションのことです。
子どもがマスターベーションなんてするの?と思う方もいるかもしれませんが、するんですよ奥さん!
子どもの20%くらいがするようなので、実はそんなに少なくはないんです。
幼児の食物アレルギーの割合が5%程度なので、食物アレルギーを持つ子どもよりも割合が多いんです!
関連記事:保育園(幼稚園)の親子遠足。おやつ交換とアレルギー問題。
そうはいっても、実際に自分の子どもが幼児自慰をしているとなると、親としてはショックを受けるもの。
我が家の長男だいず(4歳)も、幼児自慰をする子どもなんです。
ですが試行錯誤した結果、現在は幼児自慰をほとんどやらなくなりました。
幼児自慰について、今では割と楽観的に考えるようになったおぐ。
だいずの幼児自慰のきっかけや、その原因・親としてどのように対処しているか、そしてどんな経緯で楽観的に考えるようになったかなど、すべてお伝えしたいと思います。
今まさに我が子の自慰で悩んでいるお母さん・お父さんの心が、少しでも軽くなってくれれば嬉しいです。
目次
幼児自慰が始まったきっかけ
だいずの幼児自慰のきっかけは、うつ伏せ状態でゴロゴロしている時に偶然性器が刺激されて気持ちよかったことだと思います。
でもその背景にあったのは、私が次男そらまめを妊娠したことでした。
当時だいずは3歳。
まだ保育園には入っておらず、育児休暇中の私が自宅で面倒を見ている状況。
それまで毎日のように公園に行ったりお散歩したり、何かしらお出かけをしていたのが、私のつわりによって激減。
自宅にいてもソファで横になっていることが多くなり、だいずを構えないときは、DVDなどを見せてしのぐことが多くなっていました。
いつものようにDVDを見せていたある時ふと気付くと、だいずがうつ伏せになって足をピーンと突っ張っている。
最初何をやっているのかわからなかったんですが、どうやらこれ幼児自慰というものらしい。
それが幼児自慰と理解したとき、動揺&混乱MAX!でしたね~。
幼児自慰の原因を考える毎日
調べてみると思春期以降に訪れるような性的衝動によるものではなく、偶然性器が刺激されて気持ち良かったので癖になってしまうもののよう。
ただ原因の一つとして挙げられていたのが、親からの愛情不足を感じて、というもの。
幼児自慰という行為それ自体ですでに大きなショックを受けていたのに、原因の一つとして親からの愛情不足があるなんて・・・。
心当たり大有りの私…、言葉では言い表せない程ショックでした。
もちろんだいずには以前から、
などと話していました。
するとだいずは少し考えてから、
とたいてい素直に答えてくれていました。
しかし言葉はわかるようになってきていても、完璧に理解するなんてまだまだ無理な3歳児。
きっとだいずの頭の中は、こんな感じでいっぱいだったのでしょう。
毎日毎日、私は自分を責めました。
これは後から実感したことですが、だいずの場合幼児自慰って赤ちゃん返りの一種だったんです。
だいずの赤ちゃん返りについて、詳しくはこちらをどうぞ↓。

幼児自慰をやめさせる為に対応した方法
だいずに幼児自慰をやめさせる為に、夫とともに対応する日々の始まりです。
やめさせる為に試したこと
- 「レゴで遊ぼ~。」おもちゃで釣る作戦。
- 「お股、痛い痛いになっちゃうよ!」痛くなると怖がらせる作戦。
- 「何やってるの~?」急に声かけてハッとさせる作戦。
- 「それは恥ずかしいことなんだよ。だからやめようね。」説得する作戦。
試したのは大体こんなこと。
声をかけられてやめるときもあれば、生返事のまま行為を続けたり、「痛くないよ!」と反論されたり、一歩進んで二歩下がる、でした。
・・・あれ、後退してる?
いやいや、はなからこちとら長期戦の心づもりです。
そんな簡単にやめるわけないよね~、うん(泣)
声掛けの際、気を付けたこと
そう、それは怒らないこと!
幼児自慰を認識してから、当然ネットの検索魔になった私。
どのサイトにも共通して書いてあったことが”怒らないこと”ですもん。
なーんて、ウッソでーす!
もちろん基本的には怒らないようにしましたけど、何度声掛けしても続けるだいずに対して、イライラを露わにしてしまうこともそりゃーありました。
ちょっと言い方がきつくなってしまった時のだいずったら効果てきめんで、パッとやめてましたよ(笑)
イライラ露わの声掛けは割合にすると、2割・・・?いや、3割・・?まぁ割合はいいや、そういう時もあったということです。
でもね、今から思うとたまにきつめに言うことも、結果的には良かったのかなと思ってます。
だって、それだけ親が真剣に伝えたいことだって理解してくれたと思うから。
ポジティブシンキーング!いや、ホントの話ですよ。
一番効果があった声掛けは・・・。
いろいろ試した声掛けで、一番だいずに効果があったかなと思うのは「恥ずかしいことなんだよ。だからやめようね。」と説得する作戦でした。ザ・正攻法。
ネットでは「気を逸らす」推しでしたが、うちのだいずの場合きちんとお話をして説得するのが一番効果があったと思います。
ただこれは3歳って年齢も関係していると思うので、もっと小さい子だったらまた違ってくるのかな。
子育てに共通して言えることだけど、絶対!っていえるものはないので、その子によって様々なやり方を試していくしかないですね。
いつの間にか、幼児自慰をやらなくなっていた
一進一退の日々が続きましたが、気付くといつの間にかうつ伏せで突っ張る姿を見ることが減っていました。
ある日ピタッとしなくなったというよりは、だんだんと下降線をたどるような無くなり方だったと思います。
いつの間にかって言ってますが、実際やり始めてから1年近く経っていますので、覚悟はしていたけど長期戦だったな~と。
今では自宅で幼児自慰を見かけることは、全くと言っていい程なくなりました。
自宅でと限定したのは、実は保育園では今もまだ幼児自慰しちゃってるようなんです。
家ではやらないのに、保育園で幼児自慰してしまう理由
保育園ではワーク・制作の時間や、朝・お帰りの準備などやらなきゃいけないことがある際に、
と言って、部屋のすみっこに行って突っ張ってるようです。
自宅では、ワークなどにも前向きに取り組むし、歯磨き・お着換え・お風呂などやらなきゃいけないことに対しても抵抗なくスンナリやれるだいず。
単純なことですが、自宅と保育園とでは大きな違いがあるのです。それは、
自宅ではママがずっと見ていてくれるけど、保育園ではずっと先生が見ていてくれる訳ではないということ。
そう、これもやっぱり不満や寂しさなどからきているものだと思うんですよね~。
「うちのだいずだけ目をかけてやってください~。」なんてモンペにはなれないし(笑)、こればっかりはどうしようもない!根気よく
とだいずに言い続けるしかないでしょう!
そういった声掛けが功を奏したのか、最近ではだいず自ら嬉しそうに
と、報告してくれるようになってきました!
保育園でもやらないようになるのは、時間の問題かな~と気楽に考えています。
幼児自慰って悪いことなの?
だいずの幼児自慰に向き合ううちに、実感として理解したことがありました。
幼児自慰って、別に悪いことじゃないよね、ってこと。
だいずの幼児自慰にショックを受けてネット検索魔になっていた頃、いろんなサイトに成長の証だとか受け入れてあげようだとか書いてあっても、自分の中でちゃんと飲み込めていませんでした。
やさぐれロンリーウルフです。
でも実際自分の子どもがそうなって、あーだこーだしながら1年近く向き合ってみると、
って、自分の中でちゃんと腑に落ちました。
ある日突然ケーキがあることに気付いて、食べてみたらとてもおいしくって、それから毎日すぐ手の届くところにケーキがあったら当然ケーキ食べますよね。
(太るから私は食べないわ、とかそういうのナシね。)
きっとそんな感じなんだろうと。
決して愛情不足なんかではない!
そしてもう一つ確信したのが、決して親の愛情不足なんかではないということ。
だいずの場合、寂しいとか心細いって気持ちからついついやってしまっているのは本当だと思います。
でも人って寂しいとか悲しいとかの、負の感情をゼロにすることなんて、絶対無理でしょう。
それをなんとか自分の中で消化したり、誤魔化したり、乗り越えたりして成長していくものだから、だいずが寂しいって感じる経験も必要なことなんだなって。
寂しいのと愛情不足はイコールではないですよね。だって私だいずのこととても愛してるし、だいずもそれを感じてくれていると思ってます。
だから私と同じように、愛情不足って言葉だけでグサッときてしまっているお母さん・お父さん、言葉に惑わされないで!
気持ちを楽に、今後も子どもと向き合っていく
- 幼児自慰は悪いことじゃない。
- 決して親の愛情不足なんかじゃない。
ってことを、自分の中でちゃんとかみ砕いて理解した私。
だいぶ気持ちが楽になりました。
今では
と保育園の先生から報告を受けようとも、ガッカリしたり悲しくなったりすることはないです。
とは言え、やはりよそ様から見たら「あの子、何やってるの?」となってしまうもの。
何よりお友達との関わりが増えてきた年中さんのだいず、周りの子たちもいろいろわかるようになってきますから、変にからかわれたりしてお友達と関わりあう機会が減ってしまうのは親として胸が痛い。
保育園から報告を受けた日には、どうしてしない方が良いのかについてしっかりだいずにお話していきたいと思います。
以上、ここまでお読みくださり有難うございました!


