育児・子育て

年の差4歳。赤ちゃん返りの対処法。

こんにちは、OGUです。

兄弟姉妹がいるお子さんをお持ちの親御さんの大半が通る道、上の子の赤ちゃん返り。

我が家も例に漏れず、長男だいず(4歳)の赤ちゃん返り攻撃を喰らいました。ドーン。

次男そらまめが生後8カ月を迎えた今はだいぶ落ち着きましたが、赤ちゃん返り真っ最中の時期はそらーもう親も子も精神的にしんどかったです。あんなのもう経験したくない~。

そんなOGU家の赤ちゃん返りとその対処法について、振り返ってみたいと思います。

同じように赤ちゃん返りでお悩み真っ最中のお母さん・お父さんに、こういう例もあるよって少しでも参考になれば嬉しいです。

情緒不安定の兆しは妊娠中から

寂しさを紛らわすために覚えてしまった幼児自慰

だいずの様子に変化が現れたのは、次男そらまめ(0歳)の妊娠がわかってほどなくした頃。当時だいずは3歳でまだ保育園に入っておらず、OGUが自宅で面倒を見ていました。

ある日ふと気付くと、だいずがうつ伏せになって足をピーンと突っ張っている。最初何をやっているのかわからなかったんですが、どうやら幼児自慰というものらしい。ガーン!

つわりのために満足にだいずを構えないことが続いていたんですが、だいずが一人でゴロゴロしながらDVDを観ていた時に偶然覚えてしまったよう。

そこからOGUがだいずを構えなくて寂しい時や持て余してしまう時などに、幼児自慰をして気を紛らわすようになってしまいました。

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ママの入院。初めて過ごすママのいない夜。

正産期を迎えた頃、だいずに対して

OGU
OGU
ママね、もうすぐ赤ちゃんを産むために病院にお泊りするの。少しだけママいなくなっちゃうけど、パパがいてくれるからね。

とたびたび伝えていました。当然だいずは、

だいず
だいず
え~、いやだよ~!

となりましたが、一応少しは心構えができたのか、実際にOGUがそらまめ出産のために入院してお見舞いに来てくれた際には、けっこうあっけらか~んとしていただいず。「ママと一緒にいたい!」と愚図られるかなと思っていたOGU、見事に肩すかしです。スカッ。

ただ夫と一緒に自宅に帰り、夜寝るときになると夫に対して

だいず
だいず
なんでママいないの?なんで?

と、多少は寂しそうにもしていたそう。夫談。

実はこの「夜寝るとき」が鬼門であったことを、OGUは後ほど思い知らされることになるのです・・・なるのです・・・。(リフレイン)

意外とすんなり受け入れてくれた弟の存在

OGUがそらまめと共に退院し家族4人での生活が始まってからも、これといった赤ちゃん返りの行動は見られなかっただいず。それどころか、

だいず
だいず
赤ちゃん、かわいいね~♪そらまめ!そらまめ!

と、積極的に新参者のそらまめを可愛がってくれました。

保育園で関りがあったので、赤ちゃんという存在に抵抗がなかったんでしょうね。自分よりも小さい子には優しくしないといけない、と思っていたようです。

OGU
OGU
なーんだ、意外と大丈夫なもんなのね。赤ちゃん返りしない子もいるみたいだし、だいずもそうなのかも。

なーんて、お気楽に考えていた当時の私に言ってあげたい。甘い!あんた、砂糖にハチミツかけたくらい激甘だよ~!!!

本格的に始まった赤ちゃん返り

きっかけは一緒の寝室で寝るようになったこと

OGUが住んでいる地域の自治体では、産休中は通常保育時間で上の子を保育園に預けることができるのですが、育休になると短時間保育にしなければなりません。

そらまめ出産後、昼夜問わず頻回授乳があるOGU&そらまめペアは1階の和室で、夫&だいずペアは2階の寝室でと分かれて寝ていたんですが、だいずが短時間保育になるタイミングで家族4人一緒に2階の寝室で寝ることにしました。そのタイミングでだいずの保育園送迎を夫からOGUにバトンタッチする為、OGUもそろそろ日常生活に戻さなきゃな~っていうのもあって。

夜一緒に寝るようになってから、だいずに変化が表れ始めました。

背中むずむず病

ある日だいずが背中を掻いていたので確認すると、ぽつっと赤い発疹がありました。ニキビのようなもので、大したものじゃーありません。

OGU
OGU
かいかいしちゃうと酷くなっちゃうから、かゆくなったらママに言ってね。ママがトントンしてあげるからね。
だいず
だいず
うん、わかった!ママ、トントンして~。

というやり取りを、だいずとしたのですが・・・。

それからというもの、日中は大丈夫なのになぜか夜寝かしつけの時になると

だいず
だいず
ママ~、背中かゆい!トントンして~。

と言ってくるように。赤い発疹なんてもうキレイさっぱり無くなってるのに、です。

OGU
OGU
もしや、これが噂の赤ちゃん返りの症状?

最初はだいずに付き合っていたOGUですが、毎日毎日繰り返される背中かゆい・トントンして攻撃。酷いときには1時間以上かゆがっている時も。いい加減うんざりして、

OGU
OGU
も~!痛くないでしょ!!背中、なんともなってないよ!!!

と、強く怒鳴ってしまうこともありました。

だいず本人もかゆいと言ったり痛いと言ったり、もーとにかく構ってもらえれば何でもいい的な感じ。しっちゃかめっちゃかです~(笑)

我が家では背中むずむず病とめでたく名付けられました、チャンチャン。

この背中むずむず病ですが進行性のものでして、しばらくすると日中も症状が現れるように。ちょっとでも不安になったり、嫌なことがあったりすると、タイムもプレイスもオポチュニティも、そうTPOなんてお構いなしに発症。身体をよじってクネクネする姿は、まるでちびっ子ロックンローラーでした。えーん、笑えなーい。

眠りたがらない

寝るときに現れた赤ちゃん返りのもう一つの症状が、とにかく眠りたがらないこと

「明日起きれなくなるよ!」「皆もう寝てるよ!」「寝ないと大きくなれないよ!」「寝ない子を探して鬼が来ちゃうよ!」「・・・・・!」はい、何を言っても全く効果なし。

だいず
だいず
だいず、眠くないの。

の一点張りです。

寝かしつけをしてから1時間なんて当たり前。2時間コース・3時間コースもざらにありました。背中むずむず病も途中途中で発症する上、だいずとやり取りする物音で傍らで寝ていたそらまめが起きた日にゃーそらーもう・・・。OGUの口からは、確実にエクトプラズムが出ていたことでしょう。

赤ちゃん返りが始まった本当の原因

ある日の朝、だいずと大ゲンカしました。ケンカっていうか、背中むずむず病が一向に良くならないだいずにOGUが一方的に感情をぶつけたっていう方が正しいかな。ここまで茶化しながら書いてきましたが、まぁ実際OGUもだいぶ追い詰められていまして。

ついついだいずに対して

OGU
OGU
ママ、いない方がいいの?

と言ってしまったんです。するとだいずは、少し悲しそうに、でも淡々と

だいず
だいず
そうだね。

・・・と。

OGU
OGU
ガーン!!!!!

自分で混乱して、自分で突っ走って、自分でショックを受けるという。はい、これ恋人同士だったら彼氏にフラれるパターンのやつです。

そんなショックを引きずりながら、だいず・そらまめと共にOGUの実家へ行ったのですが、ここでもひと悶着が。(OGU実家が近いので、たびたびリフレッシュさせてもらいに帰っていたんです。)

夕方になり、さぁ帰るよとなったとき、

だいず
だいず
だいず、じいじ・ばあばのお家に泊まる。

と言い出しただいず。それまでも泊まると言い出すことはあったんですが、じゃぁママ帰っちゃうよ~と家を出ようとすると慌てて追いかけてきていたので、今回もそうだろうと高をくくっていました。しかし、一向に追いかけてこない。あれ?と少し動揺しつつも、車を出せば後から「やっぱりママと帰る!」と電話がかかってくるだろうと車を出すも、かかってこない。業を煮やして車を停め、OGUから実家へ電話すると「だいず、帰らないと言っている。」と。だいずに電話を変わってもらうと決定的な一言が。

だいず
だいず
ママには、そらまめがいるでしょ!

 

・・・・・・。

もう、だいずは電話に出てはくれませんでした。涙をこらえながら、なんとか自分の母親に「もし夜中に帰りたいと言い出したら迎えに行くから、申し訳ないけど宜しくね。」と伝え、自宅に帰りました。そして実家から電話が掛かってくることもなく、本当にだいずはじいじ・ばあば宅にお泊りをしました。

本当にバカな母親です。4歳の子どもにここまで言わせて、ようやくだいずがどれだけ寂しい思いをしているのか気付くなんて。

夜一緒に寝るようになってから赤ちゃん返りの症状が出始まったのも、何故なのかこの時ハッと気付きました。

そらまめが生まれる前まで、夜の寝かしつけの時間はママとだいずがお互いに何度も「大好きだよ!」と言い合うラブラブタイムだったんです。母親あるあるかもしれませんが、日中子どもを怒りすぎてしまったかなということに対してのごめんねタイムでもあり、一日の終わりくらいは出来るだけ幸せな気持ちでだいずに眠りについてほしいなって。

それがそらまめが生まれてから、ほとんどやった記憶がない・・・。

徐々に消えていった赤ちゃん返り

基本的に心掛けていたこと

赤ちゃん返りの対応策として上の子優先&お兄ちゃん心を煽ることは基本中の基本だし、それまでも当然そうするように夫と心掛けてきました。

具体的に言うと例えば・・・。

  • お風呂で身体を洗ってあげるとき「ごめんね、だいずお兄ちゃんが先だからね。お兄ちゃんが1番目、そらまめが2番目だからね。」とそらまめに声をかける。→だいず嬉しそうに「お兄ちゃんが先だからね」とそらまめに話す。
  • そらまめに授乳するときも「そらまめお腹すいたのかな?おっぱいあげたほうがいいのかなぁ?」とだいずに聞いてみる。→だいず「そうだよ!早くおっぱいあげて、ママ!」となる。
  • そらまめが泣いている時に「お兄ちゃんがそばにいないから、寂しいのかも!」とだいずに言う。→だいず、そらまめの近くに駆け寄り「大丈夫だよ~、お兄ちゃんここにいるからね~。」となる。

これはこれできちんと効果があり、だいずがそらまめを苛めることなどは決してありませんでした。むしろ本当に優しいお兄ちゃんになってくれました

大好きだと伝えること

「だいず、じいじ・ばあば宅にお泊り事件」があってから、とにかく所かまわず「大好きだよ!世界で一番愛してるよ!」とだいずに伝えるようにしました。

もちろん夜寝る時にたとえそらまめが大泣きしていても、以前のようにだいずを抱きしめ「大好きだよ!」とお互いに伝え合うラブラブタイムを必ず設けるように。

その時のだいずの表情、ニコニコで以前のように本当に幸せそうでした。

自分の子どもだから言わなくても愛情は伝わるって幻想だ、我が子だって言葉で愛してることを伝えないとわからないってこと、痛感しました。

その結果、眠りたがらないという症状については、日を追うごとに明らかになくなっていきました。

それに比べると時間がかかりましたが、背中むずむず病もだんだんと症状が落ち着き始め、症状が出始めてから4~5カ月くらい経つ頃には、ほとんど背中を気にすることはなくなりました。

赤ちゃん返り期を振り返って

この頃のことを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。特に「だいず、じいじ・ばあば宅にお泊り事件」を書いている最中は、書きながら涙がにじんできちゃいました。

お世話が大変な乳児の面倒を見ながら上の子のケアもするって、言葉で言うのは簡単だけど、実際にやるとなると本当に大変です。

産後でホルモンバランスもぐちゃぐちゃだし、ガルガル期で以前ほど上の子が可愛いと思えないってこともあるかもしれません。OGUがそうだったのかは正直よくわかりませんが、常にキャパギリギリ(もしくはオーバー)だったのは確かです。

そんなお母さん、あるいはお父さんに「自分がいっぱいいっぱいでも我が子に愛していると伝えて」なーんて傲慢なこと言えません。っていうか、言ったところでそんなの無理な話だよってOGU自身思います。

たぶん、その家族ごとに悩み試行錯誤しながら、苦しい期間を乗り越えるしかないんだと思います。

一つだけ言えるのは、赤ちゃん返りが落ち着く時期は必ず来るっていうこと。だってもし有効な手立てがなかったとしても、人間って順応するものだと思うから。そう、下の子がいる環境に必ず上の子も馴れると思うんです。

赤ちゃん返り期真っ最中はすごく苦しいと思うけど、きっともう少しの辛抱ですよ!!

以上、ここまでお読みくださり有難うございました!