育児・子育て

恐怖の乳頭混乱!母乳拒否からの完全ミルクへ。

おぐ
おぐ
こんにちは。
おぐ(@OGU_Blog)です。

我が家の長男だいず(4歳)、赤ちゃんの頃は完全ミルクで育ちました。

多くのお母さんがそうだと思うのだけど、おぐとしては出来れば母乳で育てたかった!

しかし生まれてほんの数日後には、恐怖の乳頭混乱からの母乳拒否に陥りまして・・・。

泣く泣く母乳を諦め、完全ミルクに移行したという訳なんです。

おぐ
おぐ
ちなみにこの経験を活かして、次男の時は完全母乳とすることが出来ました!

そんなだいずが完全ミルクになった背景と経緯を、書いていきます。

今まさに乳頭混乱で悩んでいるお母さんに、こんな例もあるんだよって感じで読んで頂けると嬉しいです。

乳頭混乱って何?

簡単に言うと、赤ちゃんが飲みやすい哺乳瓶を好んでしまい、力を使って吸わないと出てこない母乳を受け付けなくなってしまうことです。

だいずの場合、生まれて数日後には乳頭混乱し始めました…。

おぐ
おぐ
そりゃ、そうだよね~。だって哺乳瓶の方が飲むのラクだもんね…。

生きる為の本能が強いのか、赤ちゃんってば予想外に賢いです(泣)

乳頭混乱・母乳拒否の原因?入院中にしっかり覚えたミルク

過酷な新生児への頻回授乳

長男だいず(4歳)を出産した当時、おぐは完全母乳で育てたい!と夢見ておりました。

しかし30歳を過ぎてとうに経っているくせに、夢見る夢子ちゃんのおぐ。

新生児の育児がどんなに過酷なものか、まったく理解していないまま出産を迎えまして。

おぐ
おぐ
な、なにコレ!?さっき寝たと思ったらすぐ起きる!!!

初めての出産ゆえ、アドレナリンがドバーと放出されているのか、なかなか眠れないおぐ。

そんな母のホルモン事情なんて、お構いなし!

1時間、酷いときには30分寝たと思ったらすぐ起きて、容赦なく泣いて授乳を求めるだいず。

当然おっぱいをくわえさせようとするも、母乳があまり出ていないのか、なかなかおっぱいをくわえてくれない。

なのに、お腹がすいたと泣き続けるのです。

助産師さんからの母乳指導も何度か受けましたが、飲んだり飲まなかったり・・・。

おっぱいをくわえてくれない動揺&不安とあまりの睡眠不足で、ついミルクコール、いえナースコールに手が伸びる伸びる!

入院中平均で、一日4回ミルクをあげていました。

ミルクメーカー栄養士さんの調乳指導

多くの産院であると思うんですが、入院中にミルクメーカーに務める栄養士さんを招いてのミルクの調乳指導なるものがありまして、

栄養士さん
栄養士さん
基本的に母乳が一番。母乳のあとに毎回ミルクを60㏄足すと、今どれだけ母乳が出ているかの目安になりますよ~。

と指導されました。

赤ちゃんビギナー(なんだそりゃ)のおぐ、ふんふんそうなのねと素直に受け止めたこともミルクに頼ることに拍車をかけていたんだと思います。

いや、別に悪いことじゃないんだけどね。

ミルクの方が楽チンじゃん?

そんなこんなで、入院中にしっかりミルクの味・哺乳瓶の乳首の感触を覚えただいず。

赤ちゃんながらに、きっとこう思ったことでしょう。

だいず
だいず
吸っても吸ってもちょっとしか出ないおっぱいより、ピューっと出てくる哺乳瓶の方が楽チンじゃん!バブバブ。

って考えたとは思いませんが、無意識に哺乳瓶を好むようになってはいたと思います。

実際、日を追うごとに、どんどんおっぱいを拒否するようになっていきましたから。

ちなみにピジョンの「母乳相談室」という哺乳瓶は、ほかの哺乳瓶と比べてミルクが出にくくなっていて、母乳育児と併用したい方におススメです。

だいずを出産した産院は、別の哺乳瓶を使っていて…。

おぐ
おぐ
うちの産院も、これを使っていてくれたら…!って思っちゃう…。

 

乳頭混乱・母乳拒否を打破すべく、地獄の授乳サバイバルの始まり

生後5日目に母子ともに無事退院。しかし、

おぐ
おぐ
わ・わたし、ズブの素人ですけど、本当に病院から帰って大丈夫ですか?

と、動揺MAXです。

何が一番心配かって、そりゃーもう授乳のことです。

新生児の育児=一日中授乳って言っても過言じゃないくらい、授乳に関わることが一日の大半を占めています。

自宅には頼れる助産師さんはいないし、夫はいるけど当然おっぱいはあげられない。

おぐ一人で、この怒涛の授乳サバイバルを乗り切れるのか・・・!

あ、夫婦で相談して、私は里帰りはしませんでした。

私の実家は車で5分程度だったからいざとなったらすぐに頼れるし、夫婦そろっての育児っていうのをやりたかったから。

その狙いは見事にヒットし、このあと始まるおぐの右往左往を、時には会社を休んだりしてサポートしてくれた夫には感謝しきりです!はは~。

それはそうと、だいずの育児生活は待ったなし!

うだうだ悩んでる暇などありません。

退院後すぐから、おぐとだいずの授乳サバイバルの始まりです。

  1. とにかくおっぱいをくわえさせようと格闘(1時間)
  2. 諦めてミルク(30分)
  3. 抱っこでだいずの寝かし付け。(1時間)
  4. だいず寝る。おぐは哺乳瓶の後片付けなど。(30分)
  5. そうこうしているうちに、だいず起床。

 

そうです。

この地獄のサイクルを、昼夜問わずただひたすらこなすんです。

乳頭混乱・母乳拒否をなんとかしたいけど…母の身体と心を追い詰める三重苦

その1 自分でコントロールできない睡眠不足

「あれ、おぐの寝る時間は?」と気付いた方、はい正解!ピンポンピンポーン!

そうなんですよ~、母親の眠る時間がほとんどないんです、うふ☆

はーい、睡眠不足で頭おかしくなってまーす、テヘ☆

冗談抜きで、自分でコントロールできない睡眠不足は人間を狂わせます

実は、出産するまで仕事人間だったおぐ。

仕事が忙しい時期には、徹夜に近い状態で何日も仕事することも結構ありました。

そんな経験もあり自分は睡眠不足に強いと思っていたんですが、そんなんで強いと思っていたおぐを往復ビンタしてやりたいです、このっこのっ。

新生児育児の睡眠不足、なめんなよって。

睡眠不足と言っても普通は「よし、今から2時間眠れる」とか「6時に起きれば間に合う」とか、自分で睡眠時間とか起きる時間をコントロールできますよね。

新生児育児では、自分でコントロールがまったく出来ないんです!

ようやく眠れる・・・と思っても、赤ちゃんが起きれば、寝入りばなでも強制起床!

今から眠れば1時間眠れる、なーんて保証はどこにもないんです。

このコントロールできない睡眠不足が、おぐを肉体的にも精神的にも追い詰めていきました

その2 地味に痛い乳頭トラブル

もう一つ私の身体に起きたトラブルが、乳首が切れてしまったことです。えぇ、右も左もです。

生まれたばかりの赤ちゃんも、おっぱいを吸う初心者だから、飲むの下手なんですよね。

本当は乳輪がかくれるくらい、ガバッとくわえさせるのが理想。

でも親も赤ちゃんも初心者なもんで、うまいこといかず、浅くなって乳首だけくわえさせる形になってしまう。

で、繰り返される刺激に耐え切れず、乳首が切れてしまう、と。

切れてしまった乳首には、「ソンバーユ」という馬油を塗ってケアしてました。

実は次男そらまめは完母に成功するんですが、予防としてソンバーユを塗りまくっていたので、乳首切れなかったのです!

おぐ
おぐ
「切れさせない」為にも、早く使っておくべきと後悔!

メデラの「ピュアレーン」も評判良いようです。

それでも切れてしまったら、乳頭保護器を使うのも手です。

私も使ってましたが、傷の痛みはだいぶ軽減しますよ~。

 

ほんと、赤ちゃん産むまでこんなことあるんだって知らなかったよ~、空がこんなに青~いとは~。

飲んでくれないとわかっているのに、切れた乳首を無理やりくわえさせるって・・・もはや単なるマゾです。

 

その3 経験したことがないほどの肩こり&頭痛

仕事が企画系のデスクワークってこともあり、もともと肩こり&片頭痛持ちだったおぐ。

隔週でのマッサージ屋さん通いと、頭痛薬は欠かせない身体でした。

しかしだいず出産後、時には1時間以上にも及ぶ授乳(飲まないけどね)姿勢の継続により、

おぐ
おぐ
ナニコレ!?いつの間に私の両肩に鉄板埋め込んだの!?宇宙人の仕業!?

ってくらい、ガッチガチになったマイショルダーズ(泣)

おっぱいのない(あるけどね)夫に新生児預けてマッサージ屋さん行くわけにもいかず、もう肩は凝り放題。

それと連動して、常にズキズキ頭は痛む。

もうね、一句詠みましたよ。

おぐ
おぐ
肩もめど、肩もめど、楽にならざり我がショルダーズ。ぢっと手を見る。

啄木オマージュ。あれ、頭痛どこ行った?

いや、冗談抜きで経験したことのないほどの肩こり&頭痛でした、はい。

乳頭混乱・母乳拒否を脱したいけれど…報われない努力と完全ミルクへの思い

だいずの乳頭混乱&母乳拒否をなんとかすべく、

  • 乳頭保護器を付けて、哺乳瓶の乳首と勘違いさせる。
  • 哺乳瓶の乳首をおっぱいに付けて吸わせてから、さっと外しおっぱいを咥えさせる。
  • ウトウトしているところを狙って、おっぱいを咥えさせる。
  • 桶谷式母乳相談室に赴き、おっぱいマッサージ&母乳指導を受ける。

 

などなど、いろいろ試行錯誤してみました。

おぐが使っていた乳頭保護器は、こちら。

前述しましたが、切れた乳首の痛みも軽減してくれます。

たまに騙されてチュッチュッと吸ってくれたりはしても、ちょっと経つとやっぱり頑としておっぱい拒否するだいず。

まさに血のにじむような努力(乳首から)をしているにも関わらず、一向におっぱいから飲んでくれないのです。

ちなみに搾乳がとっても下手くそで、頑張っても取れて20㏄くらいでした。

なので、搾乳頑張るくらいなら、直接母乳を頑張る方に時間を費やした訳です。

そんな日々を繰り返す中、次第にある考えが私の頭の中を占めるようになります。

おぐ
おぐ
もう母乳諦めたい。完全ミルクにしたい。

そこから辛い睡眠不足をおしてでも、完ミ肯定情報を求めてネットをさまよい始めました。

Aさん(女性)
Aさん(女性)
初乳さえ飲ませていれば、免疫は付いてるよ!
Bさん(女性)
Bさん(女性)
完ミだけど、うちの子は風邪知らず!免疫とかよりも、その子によるよ!
Cさん(女性)
Cさん(女性)
病気の関係で初乳すら飲ませてないけど、すくすく育ってるよ!

などなど、どれもこれも私の完ミへの気持ちを後押ししてくれます。

それでもどうしても、母としての本能なのか、はたまた母乳神話が横行する日本の文化的な刷り込みなのか、心のどこかには母乳に対して後ろ髪ひかれる思いが・・・。

今となれば「どっちにしても余計なもん植え付けやがって」ってなもんですが、当時は母乳と完ミとの狭間で、揺れる~思い~からだじゅう感じて~でした。(ZARDね。)

乳頭混乱・母乳拒否を経て…母乳を諦める決心

なかなか母乳を諦めきれないおぐでしたが、その日は突然訪れました。

2月の寒い昼のこと、ふと気づくと初雪がチラチラと降っていました。

だいずにとっては、生まれて初めての雪です。

当時住んでいたアパートのベランダに出て、「ほら、雪が降ってるよ~。」とだいずに話しかけると、不思議そうにあたりを眺めていただいずがふいに目を閉じて、寒そうに首をすくめたんです。

その姿を見て、何故だかわからないけど「あぁ、もう無理に母乳を飲ませようとするのはやめよう。」と思いました。

母乳を諦めた悲しさなのか、もう頑張らなくて良いという安堵感なのか、おぐの目からは涙がポロポロと、止め処なく零れ落ちていました。

ちょっと小説風に書いてみました!えへ。

でも本当にこんな感じで、なぜか寒そうにしているだいずを見て母乳をやめる決心をしたんですよね。

生後35日目のことでした。

自分でもなぜ決心できたのかわかりませんが、理由を付けるとすれば、かわいいこの子と出来るだけ楽しい経験をしていきたい、という感じかもしれません。

乳頭混乱・母乳拒否から、完全ミルクにして

おぐ
おぐ
その日から完全ミルクにして、子育てが何倍も何十倍も楽しくなりました。

というか、楽しむ余裕がまったくなかったのが、ようやく楽しめる余裕が出てきたという感じ。

だいずと一緒にお出掛けした際、授乳室で母乳をあげている他のお母さんを見ると、正直羨ましい気持ちになることも。

でも、完ミにしたことも、そして1カ月強のあいだ母乳を頑張ったことも、どちらも後悔することはありませんでした

乳頭混乱・母乳拒否からの完全ミルクを経験して、思うこと

母乳育児推進の現在の日本では、特別な理由がない限り、母乳を頑張ろうと思うお母さんがほとんどだと思います。

でもうまくいかなかったとしても、どうか自分を責めないであげてほしい。

そして矛盾するようですが、母乳を頑張りたいと思う気持ちをエゴとも無駄とも思いません。

ただ単に、母乳以外にミルクという選択肢があるだけだと思うんです。

おぐ
おぐ
新生児育児、楽しんでね☆

なーんて、おぐ的にはエベレスト登頂なみに難しいことだと思ってはいるけれど、でもやっぱり言いたい。

お母さん(育児をしている人)が笑っていることが、親にとっても子どもにとっても一番幸せだって。

そう、今も自分に言い聞かせているおぐなのでしたー。

以上、ここまでお読みくださり有難うございました!

 

おぐ
おぐ
こんな我が子だいずが、「ひらがな」を書けるようになったワケはこちら↓
子どもがひらがなを書く様子
ひらがな読み書き練習をやりたがらない…。うちはこれで克服しました!こんにちは、おぐ(@OGU_Blog)です。 子どもが3~4歳くらいになると気になり始めるのが、そろそろひらがな読み書きの練習をし...

 

おぐ
おぐ
こちらは、主婦のあなたにお勧めの記事です↓
保険を見直して注文住宅建てました
【頭金なしでマイホーム】我が家は保険の見直しで手に入れました! マイホーム(注文住宅)なんて夢のまた夢――。 そう思っていた私たち夫婦ですが、無料保険相談でファイナンシャルプラン...
大黒柱が死亡!生活費や教育費はいくら必要?
大黒柱の夫が死亡したら、生活費や教育費などいくら必要になるの?こんにちは、おぐ(@OGU_Blog)です。 万が一、大黒柱の夫が亡くなったら…。 毎月の生活費や子どもの教育費など、お金が...